アンドロメダ銀河

こんにちは、さかいみるです♪
みなさま お元気ですか？
私たちは元気です。

ぱちぱちぱち…（先に拍手しちゃいます☆）
今年のメチャくん絵本「すてきなひ」の作画、レイアウトが仕上がりました！
今日、最終チェックをして、明日 11月7日に 瞬報社写真印刷さんに入稿します。

さてさて、ちょっと遡って…それは 10月30日の真夜中、12:00頃のことです。
2ヶ月くらいかかった作画が仕上がり、ほっとして、寒くて真っ暗な中 お庭に出ました。

というのは、毎晩お庭に出て、夜空とか、木とか、お庭とか、いろんなものに「おやすみ」を言ってから寝るのが習慣になっているからです。

その日の星空…
胸が ふるえるように美しかったのです。
新月の 5日後だったのですが、雲が全くなかったのか、空気が澄んでいたのか、ともかく最高の星空でした。

オリオン座が くっきりと大きく近くに感じられて、そのそばの ひときわ輝く赤い星、そして普段全く見えない小さな星たちが、たくさんたくさん、ぴかぴか きらきら 瞬いていました。まるで星たちが楽しそうにダンスしているようでした。

そしてそして、オリオン座の三つ星の下の台形の中に星団が見えたんです。さらに、オリオン座から少し離れたところ（上方というのかな）に、なんとアンドロメダ銀河が見えたのです！！

本当に心の底からびっくりして、あまりの美しさに感動しました。
さすがに渦巻きは見えませんでしたが、動いているんです。生きているようでした。すいこまれそうな 250万光年の輝き…。

あまりに感動して、白い息を吐きながら しんと冷えた夜のお庭で 1時間くらい星空を見ていました。

上着を着るのも忘れて見ていたので、冷えきった体で お家の中に入り、星の本とインターネットで調べると、やはり大星団（オリオン大星雲）とアンドロメダ銀河でした。

実は、その1週間くらい前に、バナナジュースを作ってくれる方と反対側の、星が大好きなお隣の方と お庭で星の話をしているとき、

「みるさん、アンドロメダ銀河が肉眼で見えるそうですよ。」と、お隣の方。

「えぇ〜、それは視力 8.0くらいあったら見えるんじゃないの〜。」と、疑い発言の私。

そうなんです。私は視力 8.0もないのですが、見えたんです。

星好きのお隣さんのお家のピンポンを鳴らそうかなとよほど思ったのですが、夜中の 12:30過ぎにピンポン鳴らされたら大迷惑このうえないよな…。と思い、ぐっとこらえました。

どのくらいの人がこの星空見てるかな、みんなに見せてあげたいな。と、思いました。

そして、作画が仕上がった直後だったこともあり、星たちが「よかったね」と言ってくれているようで うれしかったです。
こんなに美しい星空を見せてくれて ありがとう。と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その翌日、お庭に出ていると ちょうどお隣の方が帰ってきたので、
（私たちが暮らしているお家は、もと町営住宅の 20軒くらいの小さな住宅地で、わが家を入れた並び 4軒は お家の塀がないんです。3段積まれたブロックが囲いになっているだけなのです。）

「昨日の夜、アンドロメダ銀河見たよ！見えたよ。私視力 8.0もないのに。疑い発言してごめんね、本当に美しかったよ。見せてあげたかったよ。」

と、話しました。

そして、またまた星の話になり、宇宙の大きさを想ったら悩みとか、あれこれ考えることが すっごく ちっちゃく感じるね。宇宙のこと考えはじめたらとまらないね、ロマンがあるね。と、話に花が咲いたのでした♪

翌日の夜は雲がたくさん浮いていて星はあまり見えませんでしたが、夜空に浮かぶ雲のシルエットもまた幻想的でいいものです。

そして、見えなくても いつもあの星たち、星団、銀河は この空にあるんだと思うと、胸の内が すーっと透きとおってゆくように澄みきった喜びを感じます。

ではみなさま、どうぞお元気でお過ごしくださいね。