こんにちは、さかいみるです♪
みなさま お変わりありませんか?
私たちは元気です。
さてさて、先週、今年の絵本 Vol.12「すてきな ひ」の校正刷があがってきました。とてもきれいに色が出ていました。1ページだけ修正をして戻し、印刷が始まっています!
12月初めに印刷が完成しましたら、東日本をはじめ ご参加くださった方々にお送りして、その後 amazonとBASEでも販売を開始します。とても ほっとしています。

そんな中、先々週、ネパールのメチャくん絵本の翻訳家 クリシュナさんが来日されていました。
クリシュナさんが現地代理人をしている NGO 日本ネパール女性教育協会 が解散するということで、東京で開かれる閉会セレモニーに出席するための来日でした。
そしてなんと、足を伸ばして福岡のわが家まで来てくれたのです。ビザがおりたのが 渡航前ぎりぎりだったそうで突然のニュースとなり、わが家は てんやわんやしていました☆
というのは、福岡に 1泊してもらおう!ということになったのですが、修一郎に たくさんアレルギーがあるため外泊できないので「わが家に泊まってもらおう。」ということになったのです。
わが家は築60年くらいの小さな平家です。近所の友人でボランティア出版局員の まりこりんと、
「どこに寝てもらおうか…。」となり、
「まりこりんの お家は大きな日本家屋で お部屋もたくさんあるので、(会ったことも話したこともない)まりこりん家に いきなり泊まってもらおうか。」とか、
「お庭のクローバー畑にテントを張ろうか。」とか、
あれこれ思案し、最終的に、本と段ボールがうず高く積まれ足の踏み場のない、さらに修一郎の両親の仏壇として摩訶不思議ワールドになっているガラス戸のついた昔の箪笥が置いてある、私が ”段ボールの森” と呼んでいる四畳半を片付けて(ただ本などを廊下に移動させて☆)なんとか寝床を作りました。
さらに、わが家は お風呂場のドアが壊れていて、洗面所のお水も出ないので、台所で顔を洗ってもらわなくてはいけなかったのですが、その夜は まりこりんも来て、みんなで遅くまで夕食を食べながら とっても楽しい時間を過ごしました。
次の日、修一郎は お留守番をして、私と まりこりんとで クリシュナさんを美術館に案内したり、宗像大社に行ったりしました。
メチャくん絵本の翻訳の打ち合わせもしました。ネパール語版は「Vol.9 にじ ジャラマッラ インドレニ」」まで印刷ができています。次の絵本は「Vol.10 ながれぼし」なのですが、ネパールで「流れ星」というと、「妻や娘が逃げていってしまう。」みたいな ことわざ(?)があるそうで…どうやって翻訳しようかと悩んでいるということです。びっくりしました。ロ、ロマンが…。
「Vol.11 そよそよの もり」と、ちょうど校正刷もあがってきていた「Vol.12 すてきな ひ」を渡しました。とても うれしそうにページをめくりながら、「翻訳は難しいけれど楽しい。」ということでした。
そして、ネパール語版「にじ ジャラマッラ インドレニ」を20冊くらい持ってきてくださったので、BASEで販売をはじめました。お問合せいただいていた方々、本当に本当に長らくお待たせしました!


クリシュナさんを駅の改札まで見送った後、誰とどんな場面で お別れするときも、それが みじかいお別れでも、次に会えるのは いつになるかわからない お別れでも、”お別れ” というのは なにか しみじみとしたものがあるなぁと感じました。
そして、みんな いろんな お別れを経験しながら、それが強いものでも、繊細なものでも、それを胸に抱いて、またはそれを空の彼方へ飛ばして、そしてまた かけがえのない日常に戻って こつこつ生きているというのは、とても たくましく、すごいことだなぁと感じたのです。
では みなさま、かけがえのない日常を どうぞ あたためながら お過ごしください♪
*メチャくん絵本 ネパール語版 Vol.9「ジャラマッラ インドレニ」は こちらからどうぞ。
*現在休館中の宗像にあります「絵本deえがお美術館」閉館の予定です。詳しくはウエブサイトでお知らせしてゆきます。