カステラ

こんにちは、さかいみる です。
みなさま お元気ですか?
私たちは元気です♪

先日、カステラを焼こうと思い、カステラの生地を作ることにしました。前回、生地を作るときに、うっかり透明の樹脂製の軽いボウルに卵とお砂糖を入れてハンドミキサー で混ぜて、ボウルの内側が傷だらけになったので、今回は大きなガラスのボウルで作ることにしました。

ただ、このガラスのボウル、かなり昔のもので分厚くてものすごく重いんです。普段このボウルを使うことはありません。それでもその中でハンドミキサー を回すと、ぐんぐん卵とお砂糖が混ざり、卵は むくむくのふんわりしたものになりました。そこに小麦粉などを入れて、ゴムべらで混ぜ、最後にオーブンペーパーをしいた四角い型に流し込もうとしました。そして、ここで気がついたんです。この重いガラスのボウルに生地が入ってさらに重くなったものを左手だけで持ち、右手に持ったゴムべらを使って型に流し込まなくてはいけないということを。

私は子供の頃から全く腕力がないんです。左手は特にそうです。それでも、オーブンはじゅうぶん温まり、卵のもこもこ がしぼまないうちに型に流さなくてはと焦り、何とか左手で持ち上げました。重みで ぶるぶるぶるぶる震えながら生地を流してゆきました。左手の ぶるぶるが大きくなり、生地の残りはあと少しというところで、

ぶるぶるぶるぶる
ぶるぶるぶるぶる ぶるぶるぶるぶる
ガチャン! ドコン! ガラン! カラカラカラ…

と、なり、左腕を抱えて 涙がぽろり(大げさ☆)。
それでも何とか、すごく変てこな形のカステラは焼きあがりました。

そして、1週間くらい左腕に痛みを感じながら、思いきって、軽い、深い、大きい、ステンレスのお手頃な価格のボウルを買おうと決めたのです。実は、修一郎に乳製品アレルギーがあり、ほぼ毎日乳製品不使用のお菓子を焼いているのです。

そして、いいものを見つけて注文しました。月曜日の朝に届くということで、日曜日の夜は目覚まし時計を時間差でたくさんかけて ウキウキしながら眠りました。

そして、月曜日の朝、届きました。車が止まる音がしたので、ささーっと出ていって宅配便の方がピンポンを押す前にガラッとドアを開けました(横開きなんです)。
「あ~びっくりした~。」と言われつつ、受け取った箱は軽~い♪
そして、いそいそとキッチンで開けました。

ジャーン!

と言いながら中をのぞくと、箱の中にはボウルではなくてザルが入っています。
しばらくじっとザルを見つめていました。

「どう?私すごく軽いのよ。」

と、ザルが堂々として言っているような気がしました。

私が、軽いのを…軽いのを…と念じていたのが伝わって気を利かせてザルにしてくれたのだろうか…と思ったりしましたが、これでは軽いけれどカステラの生地が全部ザルの網目から出てしまう。と思い、交換してもらおうと思いました。

そのとき脳裏に「赤毛のアン」のアンが「私が男の子じゃないからいらないのね…!」と叫んだ場面を思い出し、このザル、せっかくうちに来たのだし置いとこうかな…とも思ったのですが、ザルはすでにたくさんあるし、うちにあるどのボウルともサイズも合わないのでやっぱり交換してもらうことにしました。

夕飯を食べながら修一郎に

「ボウル頼んだらザルがきたよ。」

と言ってふたりで あははと笑いました。

ともかくその日はずっとゆかいで、寝るまで何度も思いだし笑いをしていました。(まちがいを笑ってすみません☆)

ささやかな日常の中でもいろんなことがありますね。
いろんなものやできことが つつがなくそれを待っている場所へ届きますように。
そして、物でも状況でもなんでも念じすぎないように。がコツですね☆

その後、無事にステンレスのボウル、やってきました♪ あのザルもザルを待っている人のところに無事に届いていますように。

では みなさま 和やかな春になりますように。



*心についてはこちらから。
*投影劇場シリーズはこちらから。
*2018年ネパール滞在記全20話はこちらから。
*2017年ネパール滞在記全24話はサイト移行中につきもう少々お待ちください。

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