こんにちは、さかいみる です。
みなさまお変わりありませんか?
私たちは元気です♪
もともと外出は ほとんどしない暮らしぶりですが、毎日のお散歩は楽しみにして続けています。いつもの道の、大好きな小さな こんもり とした林の脇に、こぢんまりとした元気な畑があります。その畑に、空みたいに青いつなぎを着て、つばの広い麦わら帽子をかぶった かつのり さんが今日もいました。
かつのり さんは、17年前に初めて会った時、私には もうすでに おじいさん に見えていました。そして今もほとんど変わらず小さな働き者の おじいさん なのです。(多分もうすぐ90歳☆)
「こんにちは。」と声をかけると、かつのり さんは 大地から生まれた太陽のような笑顔になります。そして、そのときに畑になっている野菜を持たせてくれます。
かつのり さんがその畑にいるのを見ると、あぁ、私たちは いま正しい場所にいる。という、どっしりとした安心のようなものを感じます。そして、大きくてまるい ぴかぴか と金色にひかる やかんで毎日 すくすく 育っている苗に ひとつずつ丁寧にお水をあげている姿は、そのまわりの空間をも潤してゆくように感じます。
ずっと、道は作ってゆくものなのだと思っていました。
でもそうではなくて、日々のほほえみや見つめ方や話し方や聞き方が自然に道をつくってゆくのだなぁと感じます。
そして正直に日々を紡ぐということが、その道の質をつくってゆくのだなと。
その正直さというのは決して「もっといい人になるのだ」とか「正しく生きなければ」とかそういうものが主題になっているのではなくて「ただ ていねいに深く内側をみてゆく」ということなのだろうと思います。
そこに何があったとしても追いはらおうとせず、しっかりとみつめるということなのだと思います。それがたとえ自分の理想としているものではなかったとしても…。
そして、じっとただ みつめてみると…そこは透明の いきいきとした優しい空間になります。
日々の中で ちょっと きゅうくつ を感じたときなど、おためしください♪
では、みなさまどうぞお元気でお過ごしください。
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