投影劇場Vol.05 心深 3+1 構造

こんにちは、さかいみる です♪

今日は、先日ブログのコメントでリクエストいただきましたことに沿って書き進めてみたいと思います。

「心深」というのは「水深」とか「海深」みたいな感じで、私が勝手に呼んでいる「心の深み」についての呼び名です☆

これは思考や感情や感覚や体などをみつめている こころ のときの こころ のことではなくて、それらにうっかり同一化してしまって心にざわめきが起こっているときの心 を図にしてみたものです。
専門家の方から見たら「ちがうよ☆」という感じかもしれませんが、心の深みにもぐってゆきながらみていったものです。

そして、リクエストいただきました
「自分の心に素直にもぐる感じをもう少し知りたい」
ということについて、もしかしたら他にも知りたい方がいらっしゃるかもしれないと思い、こちらで最後の方でもう一度そのことについて、そしてコメントでは書ききれなかった「本当にもぐれているのかな?という目安について」を補足して書いてみたいと思います。

長距離で各駅停車のトコトコ列車の予感☆

まず最初に図を…。

心海上ではおひさまが照ったり、雨が降ったり、虹が出たり、波が揺れたりしています。
そして底が見えないように感じます。それはとても実体があるように感じます。

図に説明をつけてみますと、

1. 怒りなどの感情(反応、攻撃)
~起こった出来事~
それは実は…

2. 悲しみ、傷心など(正当化、防衛、拒否)
~正当に見える理由をみつける~
さらにもぐるとそこには…

3. 罪悪感、恐れなど(抑圧、停止状態)
~気づかれやすいトラウマ、コンプレックスなど~
気づけるコンプレックスや原因だと信じられるトラウマなど、気づける理由
(本当の原因やコンプレックスなどを隠すための覆い) ここで探るのをやめがち。
そして…深く暗い広い底には…

3+1. 巨大で強力な無価値観、不充分感、自己否定など(気づかれにくいトラウマ、コンンプレックス、強力な信念など)
~もう相手は関係ない深さ~

深い暗いところにある気づかれていない本当のコンプレックスや、この状態でいなければいけないというような強力な信念、一番広い底。普段は眠っているように感じるけれど、いないわけではない。

それが何かのはずみで静かに目を覚ますと…
水面に投げ入れられた小石(誰かからの言葉など)が底までゆっくり沈んでいってコツンと底に落ちて響き、それをきっかけとして(感情などが)目を覚ます。など。そしてしばらく目を覚ました後(苦しい重い感じになるなど)また眠りに入る(静かになる)。それを繰り返す。

そしてその「誰かからの言葉など」というのはその底にある感情などが目覚めるための「きっかけ」でしかないということ。その感情などはもともと底に沈んでいたもの。(そして一つの具体的な体験が原因となっているのではない)

と、いうような場合が多いのではないかなと思うのです。

さて、どうして4ではなくて 3+1 にしたかといいますと、3で終わりと思ってしまいやすいのですが、そのさらに深みに4があるということをうっすらと、でも強力に覆うベールで見えにくくなっている。と思えるから 3+1 にしました。
そして、どうして「構造」と呼んでいるかと言いますと、これはどんなに険しく見えても難しく感じても、構造であるがゆえに「ほどく」ことができると思うからです。そしてほどかれた後は心は広い海である こころ に溶け込んでゆきます。

激しい症状がある場合は信頼できる専門家の方に相談するのが最善だと思いますが、日常生活に支障はないけれど、なんだかいつも同じ味わいたくないパターンを繰り返していてちょっと苦しい…。という場合は、ていねいにそして全力で正直に潜ってゆくことで、自分でほどくことができると感じます。

そして、どんなケースでも誰もだれかの代わりに潜ってあげることはできないのです。喉が渇いている人の代わりに水を飲んであげてもその人の喉の渇きは癒されないということなのだと思うのです。
それでも、「ここにきれいなお水があるよ」と、わかちあうことができますし、「あっちに泉があったよ。」「湧き水があるよ。」という風に伝えあうこともできると思うのです。

さて、ブログでリクエストいただきました「自分の心に素直にもぐる感じをもう少し知りたい」ということについての説明と、コメント欄では書ききれなかった「本当に潜れているのかな?という目安について」を補足して書いてみますと、

例えば、何か感情が起こったとします。「怒り」だったり「恐れ」だったり。そのときに、それに気づいた時点ですぐにその感情に気づいている側になってよくみてみるんです。(慣れるまではちょっと難しいかもしれませんが、練習でコツをつかむことができます。)

そしてそれらをみてゆくときに、全力で正直になるんです。意外とこれ(自分に対して正直になる)が難しいかもしれません。そこにどんな想いがみえても、受けとめてゆくんです。すると次々に今まで気づかなかった感情や想いや信念のようなものが現れてきます。ときには意外なものやびっくりするようなものも。

そのときに、何が現れてもそれを裁いたり、否定したり、何か意味づけをしたりしないように注意深くみるだけにするのです。

そしてここで、自分がずっと編みあげてきた自分のイメージに合わせた正直さでもぐってしまうと、深く深くまっすぐにもぐってゆくことが難しくなります。なので最初は、ゆっくりと丁寧に、でも全力で正直に、現れたこの感情の奥にあるものを探ってゆくというのがいいかもしれません。ささっと済ませてしまわないように、焦らず少しずつ少しずつ。

途中で超個我が何か言ってきたときは、それに気づいている側になって超個我をみつめてみてください。たいてい、黙ります☆

長い習慣があるのでつい自分のイメージにあわせた正直さになってしまうこと、あると思います。ほんのちょっとした違和感を感じたときでも気づいたら流してしまわないようにして「それはほんとにほんと?」と自分に尋ねてみるのもいいかもしれません。

そして「本当に潜れているのかな?」と、わからないときに目安になるのは、もぐった後の心の平穏さです。心がくつろいでいるかどうかがポイントです。

自分ではもぐったと思っていても心のざわざわが残っている。とか、心のくつろぎを感じられない。というときは、もしかしたら自分で編み上げた自分のイメージに合わせた正直さでもぐろうとしていた。のかもしれません。あわててさっさと済ませてしまった、とか。

でもそれでがっかりすることはありません。なぜなら「まだ平穏ではない」と気づいた時点で、またもぐってみることが出来るからです。いつでもどこでも気づいた時がその時です。

焦らず、少しずつ、ゆっくり、ね♪

そしてもし、わかっているんだけれど心にもぐる余裕がない…。というときに応急処置としておすすめなのが、スキップです☆ スキップしながら怒ったり悲しいことを考えるのは難しいものです。そんなときはぜひ、ひとまずスキップして心がゆるんでからもぐってみてください♪

そして、自分あてにラブレターを書くというのもとてもオススメです。


*投影劇場シリーズはこちらから。
*心についてはこちらから。
*2018年ネパール滞在記全20話はこちらから
*2017年ネパール滞在記全24話はこちらから

*5月25日(土)は絵本deえがお美術館はお休みです。


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