8月21日。
宿に帰ってお昼ご飯を食べることにしました。途中で買った甘くて美味しいザクロと小さなカリッとしたリンゴを宿の食堂でゴロリンと出して、ヨーグルトだけ注文しました。ネパールのほとんどの食堂やホテルでは持ち込みオッケーなのです☆
それに昨日フルーツの盛り合わせを頼んだら「2時間かかる」って言われたしね☆「どうして?」って聞くと「採りにに行くから。」という答えが…。
そして何十種類もあるメニューの中で今日できるのは5種類くらいだということもわかり、フルーツを買って帰ったんですよ♪(得意げ)
どうやってヨーグルトに入れようかなと思っているとクリシュナさんがポケットから小さなナイフを取り出しました。
「これで切りましょう。」
クリシュナさんも私も飛行機に乗るとき預け荷物はなかったはず…。
「…クリシュナさん、それ持ってよく飛行機乗れましたね☆」
「本当ですねぇ。」全く気にする様子なくサクサクとリンゴを解体してゆきます。
そしてこれが!!
本当に美味しいんです!!フルーツはもちろん、ヨーグルト自体もとてもまろやかで美味しくて一気に暑さが吹き飛びました。
ふと見るとクリシュナさんが震えています。彼は美味しいものを食べると震えるんです♪
窓のない食堂で停電の中食べたので、写真がないのですが…。
お昼ご飯の後、中庭にあるブランコに座ってゆらゆらしながら、のんびり休憩して立ち上がると昨晩の雨でブランコのシートがびしょびしょになっていたらしく、着ていたクルタもびっしょりになりましたが、この暑さ、あっという間に乾きます。
ちなみに、どれくらい暑いかというと、足の指に貼ったキズパワーパッドか溶けてサンダルにべったりと貼り付くくらいです☆
さぁ!ジャナキ寺院へオートリキシャでGO☆
ジャナキ寺院というのは「ラーマーヤナ」という物語の主人公ラーマの妃、シーター(ジャナキ)を祀るヒンズー教の寺院なんです。






敷地内では楽器を演奏したり歌を歌ったりお祈りをしている人がたくさんいました。オレンジ色の服の人が多いのは儀式に参加するときの色だそうです。ユニフォームみたい☆
大きなケーキみたいに美しくてカラフルなジャナキ寺院を満喫した私たちは別の小さなヒンズー寺院を回ることにしました。




この後、このアヒルチームはがぁがぁ言いながら見えなくなるまでずーっと遠くに歩いてゆきました。
アヒルたちを見送った後、私たちは宿に戻って新作絵本「おちゃのじかん 」のラフを見ながら翻訳の打ち合わせをしました。
そこでクリシュナさんから衝撃の言葉が(大げさ☆)…。
なんと、ネパールでは「おちゃのじかん 」”Tea Time”に当てはまる言葉がないというんです!
1日に何度もミルクティーを飲んでおしゃべりをして、どこかに行くと必ずまずお茶が出て、誰かが来ると必ずまずお茶を出して、まるで合言葉のように「チヤ」(ネパール語でミルクティー)という言葉が交わされているのに…!
学校訪問しても子供たちに会う前にまず出てくるのは「チヤ」、とても貧しそうなおうちに行ってもまずでてくるのは「チヤ」。そんな正真正銘「お茶文化」なのにとてもびっくりしました。でも…そうか…。
あまりにも頻繁にお茶を楽しむので、まるで水を飲んだり呼吸をするようにお茶を飲むので、わざわざ「おちゃのじかん 」という時間がなくて、それを表す言葉もないのかもしれない。と納得しました。(違ってたらすみません☆)
ネパール語版はどんなタイトルになるのかな♪ ワクワク♪
明日はとても楽しみしていたミティラーアートの村、クワ村に行くんだ!どんな村なのかな…。どんな暮らしをしているんだろう、どんな人たちがいるんだろう、どんな体験をするんだろう。まるで真っ白のキャンバスを前にしたときのようにウキウキしながら眠りについたのでした♪
つづく