こんにちは、さかいみる です♪
昨日、4月17日はメチャくんのお誕生日でした♪ ぱちぱちぱち(拍手) ☆
修一郎とケーキを食べてお祝いしました♪
2003年に誕生したメチャくん。みんなに「メチャくん」と言ってもらうたびに、メチャくんに生命が吹き込まれてゆくようです。
「メチャくん」私にとって、あまく親しみ深い響きです。
そもそもメチャくんは、修一郎の両親が一緒に暮らしていた黒猫をモデルにしています。その頃私たちは東京に住んでいて、両親は福岡県。年末年始に帰省するときにメチャくんと一緒に過ごすのが楽しみのひとつでした。
おだやかで人懐こく、いつもストーブの前で (帰省するのが冬なので) くつろいでいたメチャくん。とても澄みきったまるい目をしていてどこを見るともなく透明なまなざしを傾ける猫でした。そんなメチャくんと一緒にごろごろするのが大好きでした。
修一郎の妹も東京に住んでいるので毎年3人で帰省してみんなで (メチャくんもチコちゃんも犬のエスくんも一緒に) ワイワイ楽しんでいました。
そんな2003年の春、ふと大好きなメチャくんを描いてみたのです。
なんだかメチャくんがキョトンとそこにたたずんでいるようでした。その直後、母から電話がありメチャくんが亡くなったという知らせ。びっくりしました。
とても悲しくて静かにぽろぽろ涙がこぼれましたが、ふと視線を落とすと生まれたばかりのメチャくんの絵がこっちを見てほほえんでいるようにみえました。くるっとしたまんまるの瞳で。なんだか不思議な気持ちがする…と思ったことを覚えています。
そのすぐ後、修一郎と私は福岡に戻ることになりました。
それから16年。メチャくんはロフトやデパートに置かれるグリーティングカードになったり、遠賀信用金庫さんに起用されたり、一枚の絵になったり、そして絵本になって東日本やネパールの人たちに届けられています。
私にとっては修一郎や今は亡き両親、そして応援してくださるたくさんの方々といっしょにメチャくんたちの世界をつくりあげていっているとしか思えません。
16年の流れの中でメチャくんのフォルムは少しずつ変化しながらも、そこに込めている気持ちは変わりません。
そしてメチャくんの仲間たちは増えてゆき、湖畔の村の地図もつくり、サイドストーリーも生まれてきました。
実は湖畔の村の住人ひとりひとりにとても詳細な背景があるんです♪ こつこつノートに綴っています。
例えばお花の妖精のコロちゃんは、お誕生妖精ピークアブーが笑ったときに、ひなぎくから生まれました。でもそのときに双子のお兄ちゃんと生き別れになったのです。コロちゃんの夢はいつか双子のお兄ちゃんに再会することです。
そしてコロちゃんは「お花の妖精なのに背中に羽が生えていない。」と、誰も気にしていないことを気にしています。それがコロちゃんのいろんな場面で「ちょっと自信がない」を形成しています。というふうに、まるで「湖畔の村住人図鑑」のような感じです☆
そのうち、みんなにも読んでもらえるように、まとめたいなぁと思っています♪
*2018年ネパール滞在記全20話はこちらから。
*2017年ネパール滞在記全24話はこちらから。
*投影劇場シリーズはこちらから。
*心についてはこちらから。