2018年ネパール滞在記Vol.12*ランジャナリピ ネワール族と大乗仏教*

8月26日。
今日はアナンダたちの「ランジャナリピ ワークショップ」の日。
ランジャナリピというのは、ネパールの中のカトマンズ盆地の先住民族ネワール族が話すネワール語の文字として使われていた文字のことです。現在ネパール語はデヴァナガリ文字が使われていますが、こちらはインドのサンスクリット語を起源としています。ランジャナリピはネパールで生まれた文字なのです。

その文字をちょっと学んで楽しく書こうよ!カリグラフィーとして♪というワークショップなのです。

ちょうどゲストハウスの前の広場で開催されます。お昼頃から広場に人が集まり始めて、どこからか長机やベンチが運ばれてきます。そして広場はあっという間に青空教室の様子。広場の自由で臨機応変な使い方がさすがだなぁと感心しながら眺めていました。

これがランジャナリピで「みる さかい」と書かれています。
これがネパール語でデヴァナガリ文字の「みる さかい」です。
アナンダの妹、アナンダと♪
アナンダの従兄妹でラジオパーソナリティーのスニータと♪
広場が青空教室へ♪
ホウキを分解してペンを作ります。ブルームペンと呼ばれていました。
出来上がったのがこれ♪ちゃんと書けます♪
テキストとペンのセット。
ワクワク♪たくさんの人が参加します。
途中で雨が降ってきたので広場にある屋根付きのくつろぎ所へ移動。
隣り合ったちびっこたちとワイワイ♪

そして、ランジャナリピはなんと11世紀から18世紀頃に大乗仏教の経文の文字として使われていたそうなのです。なので日本の寺院にも伝わっていたそうです。
日本のお寺で見たことあるよ!という方いらっしゃいましたらぜひ教えてください♪

ネパールには50部族くらいの部族があって、言葉も習慣もそれぞれのものを持っているそうです。先日はタルー民族に、そして今日はネワール民族とともに…と、こうやって色々な民族の文化にいつもより少しだけ踏み込んで触れるのもいいもんだなぁとしみじみ思いました。
そして、ゆっくりゆっくり植物の根から水が満ちてゆくように、遠く離れている友人たちと友情を深めてゆけることの恵みも感じました。

そして!明日はガイジャトラのお祭りの初日!アンジュから「みる、朝6時に迎えに来るから一緒にうちで支度しようね!」と言われ、「ろ…ろくじ…。」と、ちょっとひるみながらもワクワクが止まらないのでした♪

つづく。

*2018年からのネパール滞在記全20話はこちらから♪
*2017年までのネパール滞在記はこちらから♪

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