2018年ネパール滞在記Vol.09*最後のキュウリ*

8月22日。
予定より1日早くバクタプルに帰ってきたので、友人のチャンドラたちがやってきて、みんなでジャナクプルのこと、ミティラーアートのことを聞くのに興味津々でした。実は彼らのほとんが、まだジャナクプルに行ったことがないのです。カトマンズから飛行機で30分くらいのところなのですが、色々な面でカトマンズに暮らす彼らにもなかなかハードルが高い地域のようです。

25cmくらいあったパパイヤです♪

そんな中、アルーン(ゲストハウスのオーナーでインディラのご主人)がずっしりと重い肉厚のパパイヤをゴロンとテーブルの上に置きました。こんな大きなまるごとのパパイヤを初めて見た私は息を飲みました。なんて美味しそう…。濃厚な香り。フルーツ大好きな私はすぐさま「食べたい!」とねだり、インディラの娘のルニバとモリモリ食べました。

夕食の後のお部屋に戻る前のひととき、1Fのカフェでハーブティを飲みながらルニバと遊んだり、アルーンと一緒におっきなキュウリを細長く切ったものををパリパリ食べながらインディラたちがキビキビと気持ちよく動き回っているのを見ていたりしていると、こういう時間は人生からの贈り物だなぁとしみじみ思います。何気ない輝くひとこま…。

テキパキ働くインディラが前を通るときに私たちのお皿からキュウリを一つつまんでポリポリかじりながらこっちをちらりと見て微笑んで、私たちも「おいしいね。」って微笑みあう。
ふと思います。毎日の中のまなざしやほほえみ、言葉の使い方が私たちがゆく道の質を作ってゆくのかなと。同じ道でもボコボコしていたり、道端に可憐なお花が咲いていたり、どんな質を持った道を歩いてゆきたいかは、大きなことや大げさなことではなくて毎日のささやかなそういったものが決めてゆくのかなと。

そんなことをぼんやり感じながら最後のキュウリはサッと私が頂きましたけどね☆えへ☆

つづく。

ちなみに…ネパールのキュウリは日本のキュウリの5倍くらいの大きさです。大げさじゃなくて☆ 少し薄味ですが、みずみずしくてとってもおいしいんです!輪切りにしたり、細長く切ったり、高速道路(高速じゃないけど。ヤギが通るけど。)のちょっとした休憩所ではスイカと同じように縦に半分に切ったキュウリを大きなお皿に盛って、それを頭に乗せて売りに来ます♪

*2018年からのネパール滞在記全20話はこちらから♪
*2017年までのネパール滞在記はこちらから♪

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