8月22日。
早起きの苦手な私が早起きをして(クリシュナさんに電話で起こしてもらったけどね☆)ワクワクしながらいつものチヤのお店へ。そしてチヤを2杯とダイジェスティブビスケットを少しかじり、ミティラーアートの村、クワ村へ!乗合オートでね♪
途中で道に子豚がブヒブヒ走り出てきたり、馬やらヤギやら牛やら猿やら、わらわらと道に出てくるので、きゃあきゃあ言いながら楽しく歌なんか歌いながら(一人で☆)ぎゅうぎゅう乗りでガタガタ走ってゆきました。
カトマンズはノラ牛が多いのですが、ジャナクプルはノラ馬が多いです。

ぎゅうぎゅう乗りにはもう慣れっこになりました。2017年に行ったタルチャでは乗合ジープの助手席のおじさんの膝の上におじさんが座っているという、おじさん2段重ねの衝撃☆
そして、無事クワ村に到着!
私たちはオートを降りてのんびり村を散策することにしました。


なかなか絵を描いているおうちがないなぁとウロウロ。すると!





どうやらここ数年は壁に絵を描くおうちが少なくなってきたのだそうです。家自体も土の家からコンクリートの家になってきていて泥で絵を描くということもできなくなってきているということでした。それでもまだ土の家は残っているので、9月のティハールという光のお祭りの時や、結婚式をするおうちの壁には、たくさんの絵を描くそうです。

子供たちがこちらのお宅に案内してくれました。赤ちゃんを抱っこしている女性がミティラーアートの作家です。メチャくん絵本を子供たちにあげて、彼女の絵を数枚購入しました。色合いがとても素敵です。彼女は11人家族で子供が4人います!そして絵で家族を養っているのです。ここは家の中(だけど屋根のない部屋)なのですが外の暑さが信じられないほど涼しかったです!外が暑すぎて涼しく感じたのか、本当に涼しかったのかは、もはやわかりませんが…。
ただ、土の壁がすごく分厚くて洞窟のようでした。2017年に行ったジャングルのあるバルディアという村の家も同じような作りでした。
お家を出て暑い中歩いて歩いてオートを探しましたが見つからず(ジャングルを歩き回った時より暑かったです☆しつこい☆)村のはずれでやっと乗合オートを見つけて宿に帰ることにしました。


そして明日カトマンズに戻る予定だったのですが、ミティラーアートも見たので、もう今日帰ろうということになりました。想像していたより壁画は少なかったのですが、少しでも土着のアートに触れたこと、五感フル活動でその土地に触れたこと、体の中の網目が緩んでじんわりと素朴なエネルギーがしみ込んでゆくような感じでした。





壁の絵を見ていると、とても素直で豊かな絵だなぁとしみじみ感じました。ゾウさんのお腹の中に赤ちゃんゾウが入っているんだね。なんて考えながら、のんびり絵に見入っていると…。

待合室で座っていた女性に手招きされて、なぜかいきなりグイグイ肩を抱かれて写真を撮ろうということに…。すごく親しそうな二人に見えますが、ついさっき初めて会ったばかりです☆
そんなこんなで「1日早く戻ることにしたからお部屋空いてるかな。」とゲストハウスのインディラに電話すると、「暑すぎたんでしょ〜。もちろんあるよ。」と、すごく嬉しそうな声。「へへへ。まぁね。」と、帰れる場所があるんだなぁと私もちょっと嬉しくなりながら飛行機がブルブル飛んでくるのを待ったのでした。
つづく。
*2018年からのネパール滞在記全20話はこちらから♪
*2017年までのネパール滞在記はこちらから♪